2021/06/26 10:47
90年代中頃に広まり、2000年代前半に大きなうねりと共に全盛期を迎えたネオソウル。
定義するのは難しいジャンルですが、一言で表すと「温故知新」。古き良きSOUL MUSICにR&B、HIPHOPなどの新しい「感覚」やメッセージ色の強い歌詞を加えて創り出したもの。
と、捉えておきましょう。
そんな時代に(どんな時代?いや、90年代です。)一聴して好きになってしまった。惚れたアーティストが、今回の記事の主人公。
RAPHAEL SAADIQ
簡単に歴を説明すると、
まず、彼はベーシスト。子供の頃は教会や地元のイベントでベースを弾いてたそう。
そして、何とプリンスにその才能を認められて、バックバンドのメンバーとして活躍!いや、すごい。
その後、80年代後期に兄、ドゥウェインと、従兄弟のティモシーと共に、今や伝説となるR&Bトリオ
「TONY!TONI!TONE!」を結成。
このグループが何とも言えないグルーヴと洗練された新しい感覚を持っていてたまらなくカッコいい!
私は一発でやられたんです。この曲に。
'Tinking Of You'
どこかレイドバックしたサウンドにのる、ラファエルの柔らかな歌声、そこに絡む古き時代を思わせるソウルフルなコーラス。
最高です。ほんと。
長くなるなー、、簡単な紹介にしては。。
急ごう笑笑
そんな素晴らしいグループも、96年のアルバムを最後に解散。ラファエルはシンガーとしても素晴らしく、そしてプロデュース能力も高いので、すぐにソロを出すかと思ってたのですが、、、
ここからは裏方業の鬼になります。しかし、この時期がなけれは、今のネオソウルはなかったと言っても良いでしょう。
まず、先鋭音楽制作集団ジ・ウマー(長くなりますので、ウマーについてはまた今度!)に合流。
ディアンジェロ、ザ・ルーツ、スヌープ、メイシー・グレイなどなどに、多彩な楽曲を提供する、まさにプロデュース業が続いていきます。
90年代終わりには、ATCQのアリと、アン・ヴォーグのドーン・ロビンソンと共に、HIPHOPとR&Bが融合したユニット「LUCY PEARL」を結成。これも当時かなりの注目でしたねー。
そんなこんなで、やっと2002年に、ソロ・デビューするんです。はい。いや、長かった。すみません。。。
そのアルバム中の曲で、盟友ディアンジェロをフィーチャーした、ネオソウルの一つの完成形とも言える名曲
'BE HERE'
が、心地良すぎな雰囲気満載の曲なんです。
今なお、シーンのど真ん中で、「温故知新」なSOUL MUSICを作り続けるRAPHAEL SAADIQ。
2019年には、自身の内面を掘り下げたニューアルバム「JIMMY LEE」もリリースされてます。これまた渋く、クールな音がかっこいいので、気になる方は是非聴いてみてください。
因みに、上記でご紹介した12インチは店頭にも在庫があります。他にもラファエル関連やネオソウルのレコード沢山ありますので、気になる方はお気軽にお声掛けくださいませ。
なんだか長くなりました。。ラファエルの歴史紹介で終わった感じだな。。ま、いいか。笑
今回はこの辺で失礼致します。
また次回!ありがとうございました。
KNOW YOUR RIGHTS RECORDS 店主 K