2021/07/10 08:04


「ACID JAZZ」


この言葉ほど、捉えようのないものはない。正しい定義はないでしょう。しかし!それでは今回のお話が先へ進まないので、店主 Kが勝手に進めたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します笑



始まりは「レア・グルーヴ」。ソウルの上質なグルーヴを持った曲たちをセレクトして、そこにジャズやラテンなんかもぶち込んで、よりエレガントに踊れるセレクトに仕立てたDJ達の間で生まれた考え方。そうそう、そもそもACID JAZZの始まりはイギリスです。



ノーザン・ソウルなんて言葉を生んだのもイギリス。しかもクラブ・シーンが中心でした。おしゃれなダンス・パーティー好きが多いのかな、ロンドンは!



そして、ACID JAZZ黎明期から現在まで、その中心にいたDJかつレーベル・オーナーが、かの有名なGILLES PETERSON!!名門TALKIN' LOUDを設立した人物。



そして、もう一つ忘れてはいけない重要なバンドが


WORKING WEEK。


そう。DJではなく、バンドとしてのACID JAZZの源流は間違いなくここでしょう!!SIMON BOOTHを中心としたジャジーかつスタイリッシュな演奏とJULIET ROBERTSの渋い声がたまりません!相当ハマりましたよ!!



ここまでは80年代後期。そしてここから一気に広まりを見せ、THE BRAND NEW HEAVIES、OMAR、YOUNG DISCIPLESなどなど良質なバンドやシンガーが現れ、皆さんもご存知JAMIROQUAIでシーンは大爆発!!一気に世界中に広まりました。



日本ではUFO、KYOTO JAZZ MASSIVEなど恐ろしいくらいお洒落でハイセンスなグループも登場。90年代半ば、当時の私はこのあたりのお洒落すぎてる音を毛嫌いしていたので、どちらかというとクラブに行っても仲間とビールばかり飲んでまともに聴いてませんでしたね笑



勿論その後、しっかりハマりましたが!!




日本人といえば、SOUL Ⅱ SOULに参加し、「グランドビート」なるリズムトラックを作った世界的に有名な、屋敷豪太氏の存在もこのシーンを語る上では欠かせない!



93年発売のアルバム「SOMETHIN' TO TALK ABOUT」が素晴らし過ぎるので是非聴いてみて下さい。





現在もINCOGNITOなどは精力的に活動してますね。全盛期は90年代で終わりましたが、その音は今の時代にも形を変えて受け継がれています。でも90年代の音が好きかな。笑



上記の他にもACID JAZZ色々置いてます!お気軽にお問い合わせ下さいませ。


雨やコロナ禍が続き、気持ちも不安定になりがちな日々ですが、音楽を聴いて皆さまが少しでも心温かくいられたらと思います。


それではまた次回!ありがとうございました。


KNOW YOUR RIGHTS RECORDS 店主 K